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劇場

エンドロールが流れても 涙くんだままの瞳が
本当に好きだった ずっと眺めていた

手付かずのポップコーンを 歩きながら食べた
「本当に好きだった」 ずっと分かっていた

幕が降りたら そのままでいい
きっと僕らには また違う春が来るから

平行線を辿って きっと何かの魔法で
交わって絡まって それが解けただけで
毛羽立った糸 「いつか思い出してね」
ありがとう さよなら

カーテンが揺れていても 朝に気付かないふり
夢の続きが欲しかった ずっと眠っていた

手付かずのベーコンを 横取りして怒った
「夢の続きは何だった?」 ずっと膨れていた

夜が来るまで このままでいい
騙し合うには まだ暖かすぎる二人だ

平行線を辿って きっと何かの奇跡で
交わって絡まって 纏って内緒の話
際立った意図 「ずっと続くといいね」
思い出した 夢だった

針は落ちた まわるレコード
この歌好きだった なんか泣けた

平行線を辿って きっと何かの魔法で
交わって絡まって それが解けただけね
毛羽立った糸 いつか思い出してもね
「ありがとう、さよなら」